イライラしない子育て日記

4歳と1歳男児の子育て中の育休中ママです。 どんな時もイライラしないをモットーに、子供と遊びながら学ぶ日々を綴っていきます。

0歳から始める 心を育てるわらべうた ①

昨日、5ヵ月の次男と区が主催する「わらべうたサロン」へ行ってきました。

「わらべうた」とは子供たちの遊びや生活の中から生まれ、口で伝わってきた歌です。

「子供の遊び」と歌がセットになっていること、日本人に心地よい音階で歌われることから、童謡よりも子供の心に響くそうです。

そして「わらべうた」は昔の人が「楽しく子供をのびのびと育てるにはどうすればよいか」を一生懸命考え、生み出された知恵が蓄積されたものでもあります。

いわば日本の子育て文化の結晶です。

よって以下の効果があるそうです。

1、親と子のコミュニケーションを育む。

2、子供に言葉や数を教える。

3、生活習慣を身に着けさせる。

3、運動能力やリズム感覚を高める。

4、子供同士での遊び、集団生活の決まりを身につける。

5、季節行事や日本の自然観を教える。

6、その地域ならではの文化や方言を教える。

 

「わらべうた」を通して、赤ちゃんから、幼児期、小学生まで自然に様々なことが学べるのです。

 私は「わらべうたサロン」に参加し、2人目の育児だと忘れがちな赤ちゃんとの向き合い方を再認識することができました。

 今回は「わらべうたサロン」で学んできたことをご紹介します。

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5ヵ月半になった次男はもうずり這いをします。

長男の時は生後6ヵ月でようやく寝返りをしたので、次男は成長が早いです。

きっとお兄ちゃん動きをいつも見ていて真似したい、お兄ちゃんのおもちゃで自分も遊びたいという欲求から、成長が早いのです。

起きているときは、床に落ちているおもちゃをめがけ、動き回っています。

そして、家でおもちゃを追いかけているだけでは刺激が足りず、つまらなくなるとう~、う~と唸っています。

私は次男を退屈させないために、区が主催している赤ちゃん用のイベントに参加するようにしています。

0歳の赤ちゃんを対象にした「わらべうたサロン」はとても勉強になりました。

 

 会場は区民会館の和室です。会場に着くと6組ほどの赤ちゃんとママがいました。

次男は抱っこ紐から降ろされ、仰向けに寝かせとたん、くるんと寝返りをして隣に寝ている赤ちゃん目がけてずり這いです。

到着早々、他の赤ちゃんに興味を持ち、触ろうとしていました。

 

わらべうたサロンではまず赤ちゃんとの接し方の基本を講師の先生から教えてもらいました。

 

 1、赤ちゃんが発する様々なサインに反応してあげましょう。

赤ちゃんが泣いたときに原因を突き止めて解決してあげることは当たり前。

(抱っこする、授乳する、おむつを替える等)

泣いていないときも赤ちゃんは様々なサインを出している。

(声を出す。笑う。ずり這いハイハイで後を追いかける等)

これらのサインにできるだけ反応してあげることが大事。

(「上手にお話できたね!」「かわいく笑えたね!」等)

自分の行動で親が反応してくれた喜びを知ることで、色々なことに興味を持ち、行動できる子供になる。

2、目と目を合わせたコミュニケーションを!

赤ちゃんと目と目を合わせたコミュニケーションを積み重ねていくことで、将来人の目を見て話せる子になる。

また、色々なことに反応できる子になる。

反応が良い子だと危険から身を守れるようになる。

例)反応が良い子は道で車が来て、危ないとき「~ちゃん、止まって」と言えば、すぐに止まってくれる。反応が悪い子は、いくら大きな声を出しても止まってくれない。

  

これらのことは大人と接するときは当たり前にやっていることです。

赤ちゃんだからまだ分からないだろうではなく、赤ちゃんであっても人として適切な接し方をしなければならないのですね。

 

次に すぐにできる簡単なわらべうたを教えてもらいました。

 1、「てんこ、てんこ、てんこ」

赤ちゃんの目をみつめ、手首を軽くねじりながら「てんこ、てんこ、てんこ」「てんこ、てんこ、てんこ」と繰り返し歌います。

2、「てうち、てうち、てうち」

赤ちゃんの目を見つめ、手をたたきながら「てうち、てうち、てうち」「てうち、てうち、てうち」と繰り返し歌います。

3、「にーぎ、にーぎ、にーぎ」

赤ちゃんの目を見つめ、手を握ったり開いたりしながら「にーぎ、にーぎ、にーぎ」「にーぎ、にーぎ、にーぎ」と繰り返し歌います。

 

ここで大事なのは赤ちゃんの目と目を合わせることです。

そのために、手をねじる動作、手をうつ動作、手を握る動作は自分の顔の近くでやります。

赤ちゃんの顔の前で動作をすると、赤ちゃんと目が合わなくなってしまいます。

どれもやってるうちに、赤ちゃんが一生懸命真似しようとします。

この真似することがとても重要です。

大人のやっていることを観察し真似をすることで、行動や言葉を一つひとつ身に着つけていくからです。

 

次男は講師の先生が「てんこ、てんこ、てんこ」と目の前で歌てくれたら、笑顔でケラケラ笑いだしました。

そして、先生に上手に笑えたねと褒めてもらうと、またニヤッと笑いました。

先生の言ったこと、表情、全てに反応するのです。

最初は笑わずに、じーっと見ていた他の子たちも、先生が目の前でわらべうたを歌い出すと、ニヤッと笑顔になります。

赤ちゃんが笑顔になる、この簡単なわらべうたは、先人たちの経験から歌い継がれてきた魔法の歌なのです。

 

 最後におむつ替えについて重要なことを教えてもらいました。

「おむつ替えはおつむが外れるまで子供を仰向けに寝せて行う」ということです。

仰向けでおむつ替えをすることにより、「お世話をしてくれる大人には従わなければいけない」という意識と「おしりを出しておむつを替えてもらうことは恥である」という意識が身につくそうです。

中でも『恥』の意識は重要で、「おむつ替えてもらうのは恥」という意識が芽生える

とおむつ外れがスムーズなのだとか、、、

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今まで、長男のお世話を言い訳に、あまりかまってあげられなかった次男。

私にとって次男の育児は2回目ですが、次男はこの世に初めて生まれてきて、毎日、一生懸命私にサインを送ってくれているのです。

私はそのサインにしっかり答えて、長男の時と同じように遊び、喜びを次男と共有していかなければと改めて思いました。