イライラしない子育て日記

4歳と1歳男児の子育て中の育休中ママです。 どんな時もイライラしないをモットーに、子供と遊びながら学ぶ日々を綴っていきます。

3歳男子と恐竜展に行って良かった!夏休みは恐竜イベントへ行くことをお勧めします!

毎年、夏休みになると「恐竜イベント」が各地で開催されます。

恐竜は「大きくて強くてかっこいい」というイメージがあるので、恐竜好きになる男子は多いのではないでしょうか。

恐竜について過去の動物としか思っていない私は、「なぜ夏休みに多くの親子が恐竜イベントへ行くのだろうか?」「子供が恐竜好きになって、何か良いことがあるのだろうか?」と疑問でした。

しかし、先日、3歳の長男と「恐竜博2019」に行ったら、その疑問に答えを見つけることができました。

「恐竜博2019」は現在、上野の科学博物館で開催されている特別展です。

本日は「恐竜博2019」で学んだことについて記載します。

この記事を読み、多くの親子さんが恐竜展へ足を運び、有意義な時間を過ごして頂けたら幸いです。

 

私が恐竜展で学んだこと、それは以下の通りです。

 

①恐竜は子供が様々なことに疑問を持ち、もっと知りたいと思う好奇心を引き出してくれる。

恐竜について知ることは、子供が過去の世界を知るきっかけになる。

③未知なるものでも、その中に身近なことを1つ発見できると、一気に距離が縮まる。距離が縮まれば、理解も深まる。

恐竜の実物大の骨、専門家が作った映像がセットになっている博物館は、恐竜について理解するのに最適な場所である。

 

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恐竜は子供が様々なことに疑問を持ち、もっと知りたいと思う好奇心を引き出してくれる。

 

恐竜展を見ていると長男からこれ何?、あれ何?、なんで~なの?という質問がたくさん飛んできます。

たくさん疑問を持つことは、もっと知りたいという好奇心の表れです。

印象的だった質問は「なんで恐竜さん骨ばっかりなの?」という質問です。

動物園のようになぜ実物の恐竜が見れないのか疑問に思ったのです。

私は「恐竜さんは昔、生きていた動物なの。もうみんな死んじゃって、この世界いなくなったから骨しか残っていないの」と答えました。

また、隕石が地球に衝突している映像を見て、長男は「これ何?」と私に尋ねました。

隕石が衝突して、恐竜が絶滅した様子を映像にしたものでした。

私は「宇宙から大きな石が飛んできて、地球にぶつかっちゃったの。そして恐竜さん達みんな吹き飛ばされちゃったんだよって言ってるテレビなの」と答えました。

隕石は科学博物館の常設展で展示されているので、長男も実物を見たことがあります。

「この前、隕石は博物館で見たでしょ。隕石は宇宙から落っこちてきた石のことだよ。」と教えてあげると、「あー、前に見たことあるー!」と言い、思い出したようでした。

長男が古い知識を使い、新しいことを覚えた瞬間です。

 

子供はたくさん疑問を持ち、その答えを知ることで知識を定着させる、そして古い知識を使い新しいことを覚えていくことで、視野を広げていくのですね。

 

 ②恐竜について知ることは、子供が過去の世界を知るきっかけになる。

 子供が過去という概念を理解するのはとても難しいことです。

しかし、恐竜を知ることで、「今はもういないけど、恐竜という生き物が暮らしていた世界があったこと」を知ることができます。

これが歴史を学ぶ第一歩です。

三歳の長男も「恐竜さんは僕が生まれるずっと前に住んでた動物」と理解しています。

 

 

③未知なるものでも、その中に身近なことを1つ発見できると、一気に距離が縮まる。距離が縮まれば、理解も深まる。

 

「恐竜博2019」で長男が最も興味を示し、なかなか離れようとしなかった展示があります。

それはマイアサウラという恐竜の展示です。

マイアサウラのお母さんの骨と今まさに卵の殻をやぶって出てきた赤ちゃんの骨が展示されていました。

 

マイアサウラは子育て恐竜として知られている恐竜です。

マイアサウラの巣の中に負荷前後の卵や子供の化石が見つかり、親が子供の面倒を見ていた形跡が確認されました。

それまで恐竜は卵を産みっぱなしで、生まれた子供の世話をしないという常識を一新した発見です。

 

長男に「この大きいのは恐竜のお母さん、下にいるのは恐竜の赤ちゃん」と教えてあげました。

すると長男は「お母さん恐竜、赤ちゃんのお世話している」と言って、まじまじと見ていました。

長男が恐竜を身近に感じた瞬間でした。

未知なるものでも身近に感じる要素を1つでも見つけられると、距離が一気に縮まり、

理解を深めることができます。

この展示は私たち人間と恐竜との距離を縮める役割を担っているのでしょう。

 

恐竜の実物大の骨、専門家が作った映像がセットになっている博物館は、恐竜について理解するのに最適な場所である。

 

恐竜について知るのは良いけど、博物館でなく、絵本や映画でも良いんじゃない?と思うかもしれません。

しかし、やはり博物館に行くことをお勧めします。

その理由は博物館は実物大の骨と専門家が作った映像が2点セットで展示してあるからです。

実物大の骨により、テレビや絵本では感じることができないリアルな大きさを感じることができます。

そしてその恐竜がどのような生活をしていたか、映像で見ることができます。

この実物大の骨と映像の2点セットで、恐竜の生きた世界をリアルに想像することができます。

「恐竜博2019」では「むかわ竜」という日本各地から見つかっている恐竜の実物大の骨の展示と、「むかわ竜」が何を食べ、どのように群れを成し暮らしていたかを4K映像で流していました。

長男はこの映像を3回も見ていました。

映像を見た後、長男は「これは木の葉っぱを食べていた恐竜さん」と言って、骨の展示を見ていました。

展示してある骨の恐竜が何者であるか、映像により理解することができたのでしょう。

 

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以前は恐竜を過去の動物としか思っていなかった私です。

しかし、恐竜は子供を過去の世界や未知なる世界へと導いてくれ、好奇心を最大限に引き出してくれる動物であったのです。

恐竜さんの役割を知り恐竜イベントへ臨めば、親子共に充実した時間を過ごせるのではないでしょうか。

※「恐竜博2019」は 金・土曜日は20:00までやっています。日中は混雑しているようなので、夜間に行くことをお勧めします。